組織図
設立の背景と趣旨
名称
IPTVアクセシビリティコンソーシアム
設立
2013年10月25日
設立の背景
アクセシビリティ・サービスは、障害者・高齢者を含む幅広い人々にとって、災害情報や日々に必要な様々な情報を、より容易かつ適正に提供するものです。また情報通信、放送におけるアクセシビリティの保証は国連の障害者権利条約(第9条、12条、30条)に示され、すでに130国以上が批准しています。日本では2014年1月20日に批准書を寄託、同年2月19日に国内で効力が発生しました。
IPTVは、アクセシビリティに必要な情報をIP通信によりコンテンツに付加、同期させ再生できる機能を持ち、付加情報(手話や字幕、音声解説付与サービスなど)は普通のテレビ同様、簡単なリモコン操作で選択できます。
さらに、IPTVは国連機関である国際電気通信連合(ITUT-U)によってその仕様が国際標準化されており、アクセシビリティ向上に必要な標準仕様が追記されることにより、国際的にもアクセシビリティ・サービスの向上が推進されることが期待されています。
このたび、本コンソーシアムを設立し、学識経験者、技術者、視聴覚障害者の当事者が一同に介し、情報の送り側、受け側のガイドライン作りを検討・検証することは、幅広い人々へのアクセシビリティの推進を図るうえで画期的な機会といえます。
設立の趣旨
IPTVにおいて、障碍者・高齢者を含む幅広い人々を対象としたアクセシビリティの推進を保障する字幕・手話・音声解説を付与するために必要な規格化に向けた技術的課題を検討・検証する。また世界標準化をめざし、総務省との協力のもと国際電気通信連合(ITUT-T)等の国際標準化団体への提言を行います。その他、関係団体への働きかけを行います。
各国でのIPTVでの配信状況の調査と、策定された企画を実装した機器によるデモンストレーションを実施します。
アクセシビリティサービスの一層の展開と、それに関連した事業の発展へ寄与します。